にゃん次郎&スモークの少額投資家向け株式運用講座「第3回 証券取引所の役割と種類」

にゃん次郎&スモークの少額向け株式運用講座
にゃん次郎先生
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皆さん、こんにちは。講師のにゃん次郎です。さて、第3回目の今回ですが、「証券取引所の役割と種類」について学んでいきます。

スモーク(生徒)
スモーク(生徒)

よろしくニャン。

証券取引所とは

にゃん次郎先生
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では、最初に証券取引所とは何かについて説明していきますが、スモーク君、前回の内容で個人で自由に取引できるのは、どこに上場している企業の株であったか、覚えていますか?

スモーク(生徒)
スモーク(生徒)

えっと・・・。証券取引所ニャン!

にゃん次郎先生
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正解です!よく覚えていましたね。では、スモーク君、なぜ証券取引所が必要なのか分かりますか?

スモーク(生徒)
スモーク(生徒)

う~ん、それは知らないニャン・・・。

にゃん次郎先生
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これは少し難しい質問でしたね。では、その点について説明すると、現在日本には170万をも超える株式会社があるといわれています。ただ、全ての株式会社が証券取引所に上場しているわけではなく、全国の証券取引所に上場している企業を合わせても4,000社にも及びません。

このことからも証券取引所に上場している株式会社はほんの一部にしか過ぎないことが分かりますが、もし証券取引所がなかったとすると、どの企業の株が買えるかも分からないですし、自分の条件に合った企業の株を見つけるのも非常に困難となります。

そこで、株式を円滑に売買するために作られたのが証券取引所です。なお、各証券取引所には上場するための審査基準が定められているので、安心して買うことができるようになっています。

ちなみに上場という言葉は、証券取引所の審査基準をクリアし、その企業の株を取引所で売買できるような資格を証券取引所が与えることを意味しています。

スモーク(生徒)
スモーク(生徒)

確かに株を購入する側にとっては、審査されている企業の株のほうが安心ニャン。

証券取引所の種類

にゃん次郎先生
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では、次に証券取引所の種類について説明していきますが、スモーク君、よくニュースとかで「東証」という言葉を耳にすることがあると思いますが、何を意味しているか分かりますか?

スモーク(生徒)
スモーク(生徒)

う~ん、とうきょ・・・。う~ん、やっぱりよく分からないニャン・・・。

にゃん次郎先生
にゃん次郎先生

スモーク君、惜しかったですよ。東については今言いかけた東京のことで、証については証券取引所を意味します。つまり、東証とは「東京証券取引所」のことであり、それを略したのが東証となります。

スモーク(生徒)
スモーク(生徒)

惜しかったニャン・・・。

にゃん次郎先生
にゃん次郎先生

なお、証券取引所は東京以外にも札幌の「札幌証券取引所(札証)」、名古屋の「名古屋証券取引所(名証)」、そして福岡の「福岡証券取引所(福証)」がありますが、日本最大の証券取引所は東証となります。

スモーク(生徒)
スモーク(生徒)

色々とあるんだニャン。

にゃん次郎先生
にゃん次郎先生

さらに東証では、一般的に株を売買することができる市場として、「東証一部」「東証二部」「東証JASDAQ」「東証マザーズ」の4つがあります。

東証以外でも、札証であれば「本則市場」「アンビシャス」、名証であれば「市場第一部」「市場第二部」「セントレックス」、福証であば「本則市場」「Q‐Board」というように分けられています。

スモーク(生徒)
スモーク(生徒)

なんでこんなにもたくさんあるニャン?

にゃん次郎先生
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スモーク君、いい質問ですね。まず、企業は大きく分類して、大企業、中堅企業、そして成長企業の三つに分類することができます。

ただ、この三つを一つの市場にまとめてしまうとどうでしょうか。特に成長企業では、先行投資により赤字の会社も多くあります。また、株式は日本国内だけでなく、海外からも注文が入るため、優良企業へ投資をしやすくするための環境づくりは大切となります。

さらに先ほど、上場には審査基準があると説明しましたが、既に成熟した企業とこれから成長する企業を同じ基準にするのは無理がありますよね。

このようなことから、一定の実績を残した企業とそうでない企業を区別するために各証券取引所ごとに市場が区分されています。

スモーク(生徒)
スモーク(生徒)

よく分かったニャン。そうすると、審査基準も細かく分類されているということなのかニャン?

にゃん次郎先生
にゃん次郎先生

スモーク君、その通りです。では次に簡単ではありますが、多くの投資家が売買している東証の「東証一部」「東証二部」「東証JASDAQ」「東証マザーズ」の4つの上場基準や特徴についてもみてみましょう。

東証の各市場の上場基準と特徴

にゃん次郎先生
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まず、「東証一部」は、トヨタやソフトバンクグループ、富士フィルムホールディングスなど国内外を代表する大企業や有名企業が上場している市場です。そのため、上場基準も厳しく、上場時の見込みとして時価総額が250億円以上、事業継続年数が3年以上、株主数が2,200人以上など、多くの条件を満たすことが必要です。

スモーク(生徒)
スモーク(生徒)

うーん・・・。時価総額とか分からない用語が出てきたニャン・・・。

にゃん次郎先生
にゃん次郎先生

時価総額とは企業の価値を評価する際の指標の一つですが、今はそういうものがあるんだなぐらいの認識で大丈夫ですよ!

にゃん次郎先生
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では次に「東証二部」は、主に東証一部へのステップアップを見据えた中堅企業が上場しており、近年注目を集めているGABAでも躍進中のファーマフーズ、スポーツ用品メーカーとして知られるヨネックスもそこに入っています。なお、審査基準は東証一部ほど厳しくはなく、上場時の見込みとして時価総額が20億円以上、事業継続年数が3年以上、株主数が800人以上などです。

スモーク(生徒)
スモーク(生徒)

なるほどニャン。

にゃん次郎先生
にゃん次郎先生

次に東証JASDAQは、既に一定の事業規模や実績がある企業が集まっている「スタンダード」と、赤字であっても将来的に成長する可能性があれば上場可能な「グロース」の二つに分けられ、スタンダードでは東映アニメーション、グロースでは再生医療ベンチャーのジャパン・ティッシュ・エンジニアリングなどが上場しています。

上場の条件は上場時の見込みに株主数が200人以上という点では共通していますが、スタンダードの場合には直前期に1億円の利益または時価総額50億円、一方のグロースでは赤字でも上場可能など、それぞれで条件が異なっています。

にゃん次郎先生
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では最後に東証マザーズですが、将来的に東証一部へステップアップを視野に入れている成長企業が集まっています。例えば音声認識市場でパイオニア的存在のアドバンスト・メディアや創薬ベンチャーのそーせいグループなどが上場しています。

上場の条件は上場時の見込みに株主数が200人以上、時価総額10億円以上、事業継続年数1以上などとなっており、赤字でも上場は可能です。

スモーク(生徒)
スモーク(生徒)

つまり、東証一部は大企業、東証二部は中堅企業、東証JASDAQはスタンダードが実績を残した企業でグロースが成長企業、そして東証マザーズも成長企業という認識でOKニャン?

にゃん次郎先生
にゃん次郎先生

スモーク君、よくまとめてくれましたね。大体そういう認識で大丈夫ですよ。あとは成長企業が集まった東証JASDAQや東証マザーズは、新興市場ともいわれますね。それでは、今回はこれで終わりですが、質問はないですか?

スモーク(生徒)
スモーク(生徒)

大丈夫ニャン。

にゃん次郎先生
にゃん次郎先生

では、次回は「証券会社の業務」について学びます。本日はお疲れ様でした。

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