にゃん次郎&スモークの少額投資家向け株式運用講座「第4回 証券会社の業務」

にゃん次郎先生&スモークと学ぶ!少額投資家向け株式運用講座 にゃん次郎&スモークの少額向け株式運用講座
にゃん次郎先生
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皆さん、こんにちは。講師のにゃん次郎です。さて、第4回目の今回ですが、「証券会社の業務」について学んでいきます。

スモーク(生徒)
スモーク(生徒)

今回もよろしくニャン。

証券会社とは

にゃん次郎先生
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スモーク君、いきなり質問ですが、全国に証券会社はどれくらいあるか知っていますか?もし、知らなければ想像で答えても大丈夫ですよ。

スモーク(生徒)
スモーク(生徒)

う~ん・・・。全く想像がつかないニャン。ただ、街を歩くと看板はよくみるから、それを数えてみると、1、2、3、4…..。30~40社くらいニャン?

にゃん次郎先生
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なるほど。実は日本証券業協会が発表している「会員数及び資本金の推移」に基づいてみてみると、2020年2月末で270もの会社があります。

スモーク(生徒)
スモーク(生徒)

う~ん、それは想像もつかなかったニャン・・・。

にゃん次郎先生
にゃん次郎先生

では、スモーク君、前回さらに前々回の内容の中で、一般の人が自由に売買できる株は、証券取引所に上場している株であることを説明しましたが、どうやって売買すると思いますか?

スモーク(生徒)
スモーク(生徒)

う~ん、それは、買いたい人がその証券取引所に連絡をするしか方法はないんではないのかニャン?

にゃん次郎先生
にゃん次郎先生

スモーク君の考えももちろん理に適ってはいますが、実は一般の人が直接証券取引所に連絡をしても株を売買することはできません。必ず証券会社を通して注文し、証券会社が証券取引所との売買を仲介します。

スモーク(生徒)
スモーク(生徒)

そうなってくると、証券会社に申し込みをしないと上場している株を購入することができないということになるニャン。

にゃん次郎先生
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その通りです。これは証券会社の四大業務のうちの一つの「ブローカー業務」と言われている部分になります。

なお、証券会社によって「地方の証券取引所に対応していない」「インターネットに対応していない」など様々です。その部分については、第8回に予定している「ネット証券の口座を開設しよう」で説明します。

ちなみに「ブローカー業務」以外の三つの業務は、「ディーラー業務」「アンダーライティング業務」「セリング業務」になりますが、簡単にその四つの業務についてもみていきましょう。

ブローカー業務

にゃん次郎先生
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まず、ブローカー業務は今触れたように、顧客(投資家)からインターネットや電話、対面などを通して注文が入った際に、証券会社が代理で証券取引所へ発注し、売買を仲介する業務のことをいいます。

図で示すと以下のようになりますが、インターネットに対応している証券会社の場合には、コンピュータが自動で処理をしてくれるので、人を介さずに瞬時に売買が成立します。

スモーク(生徒)
スモーク(生徒)

それならインターネットでやりたいニャン。

にゃん次郎先生
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本講座で紹介する方法は、まさにそのインターネットで株を運用する方法となります。

スモーク(生徒)
スモーク(生徒)

それならちょうど良かったニャン。

ディーラー業務

にゃん次郎先生
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では次に「ディーラー業務」ですが、実は証券会社は単に仲介する業務を行うだけでなく、自らも自社の資金を用いて一般の投資家のように株などを売買しており、その業務が「ディーラー業務」となります。

スモーク(生徒)
スモーク(生徒)

証券会社が自ら売買する理由は何ニャン?

にゃん次郎先生
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一般の投資家と同じように株式などで売買して収益を得ることを目的としていますが、それ以外にも証券会社が参加することにより、株式などの取引量が増加し、市場の流動性を維持することにもつながります。

スモーク(生徒)
スモーク(生徒)

流動性の維持などはよく分からないけど、なんとなくわかったニャン。

にゃん次郎先生
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流動性の維持については、簡単にいうと、マーケットを活性化させ、その状態を維持するということを意味します。

にゃん次郎先生
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さて、次の「アンダーライティング業務」「セリング業務」については、まだ株を始めていない方には、理解するのが難しい部分です。

正直なところ、特にそれらの業務を知らなくても、株を運営するにあたってはほぼ影響はないため、そういうのがあるんだなという程度で捉えていただいても問題ありません。

スモーク(生徒)
スモーク(生徒)

それなら、少しの間、寝るニャン・・・。

にゃん次郎先生
にゃん次郎先生

・・・・・。

アンダーライティング業務

にゃん次郎先生
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まず、「アンダーライティング業務」は、日本語でいうと引受業務となります。では何を引き受けるのかということになりますが、例えば企業が新たに株式あるいは債券を発行しても、誰も買ってくれないと資金の調達ができません。

そこで証券会社は、その発行する企業から手数料を受け取る代わりに、それらのいわゆる有価証券の買い取りを引き受け、それを販売するという業務をしています。

これが「アンダーライティング業務」という業務になりますが、これによって株式や債券を発行する企業は、手数料の支払いは生じるものの、確実に資金調達が可能になるというメリットがあります。

ただ、一方の証券会社は、買い取った有価証券が売れ残った場合には、そのまま証券会社が損失を被ります。

スモーク(生徒)
スモーク(生徒)

Zzzzzzz…………。

にゃん次郎先生
にゃん次郎先生

・・・・・。

セリング業務

にゃん次郎先生
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では最後のセリング業務ですが、これは日本語でいうと募集・売出し業務となります。では、一体何を募集して、何を売出すのかということになりますが、企業が新たに発行した株式などの有価証券を一時的に預かり、それらを買ってくれそうな投資家らにアピール(営業)を行い、購入する人を募集して、それを売出すという業務になります。

代表的なものとしては、IPO(新規公開株=Initial Public Offering)があります。

「アンダーライティング業務」と少し似ている部分もありますが、あくまでも預かっている売出しているだけなので、売れ残った場合も、証券会社が損失を被ることはありません。

スモーク(生徒)
スモーク(生徒)

Zzzzzzz…………。

にゃん次郎先生
にゃん次郎先生

スモーク君!

スモーク(生徒)
スモーク(生徒)

ニャン???

にゃん次郎先生
にゃん次郎先生

起きましたか。今回の「証券会社の業務」についてはこれで終わりますが、質問はありませんか?

スモーク(生徒)
スモーク(生徒)

ないニャン。

にゃん次郎先生
にゃん次郎先生

後半は寝ていたようですが、株の運用に慣れた後にでも、再度見直してみましょう。

スモーク(生徒)
スモーク(生徒)

分かったニャン。

にゃん次郎先生
にゃん次郎先生

では、次回は「株の取引時間」について学びます。本日はお疲れ様でした。

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