皆さん、こんにちは。講師のにゃん次郎です。さて、第5回目の今回は「株の取引時間」について学んでいきます。
今回も頑張るニャン。
株の取引時間
いきなりですが、スモーク君はいつも朝、何時に起きていますか?
基本的に猫だから、時間は決まってないニャン。一日18時間ぐらい寝ていると思うニャン。
同じ猫なので理解はしますが、直接株を取引きできる時間帯は決まっています。
何時ニャン?
株を直接取引きできる時間帯は、平日の9:00~11:30、12:30~15:00となっており、土・日・祝日と年末年始はお休みとなります。
一応、お昼休みがあるんだニャン。
そうですね。ちなみに株式用語では、9:00~11:30を前場(ぜんば)、12:30~15:00を後場(ごば)といいます。あと、年始の最初に行われる取引日のことを大発会、年の最後に行われる取引日のことを大納会ともいわれています。
色々と呼び方があるんだニャン。一応、起きていられるかは分からないけど、株取引ができる時間帯は極力寝ないようにするニャン。
確かにそういう心構えは悪くはないと思います。ただ、一日中株価と睨めっこする必要はありません。逆にそれをしてしまうと、疲労が溜まりますし、一日があっという間に終わってしまうので、取引のスタイルにもよりますが、ほどほどにしましょう。
分かったニャン。でも、極力起きているようにはするニャン。
そうですね。ただ、株の取引には日中の取引とは別に、夜間取引(PTS)というのもあります。
夜間取引(PTS)とは一体何なんにゃん?
では、その点について説明します。
夜間取引(PTS)とは?
まず、夜間取引(PTS)は同じく平日のみとはなりますが、17:00~23:59の間に株の取引が可能となります。
それは便利だニャン。
ただ、注意しなければならない点もあります。夜間取引(PTS)に対応している証券会社は、それほど多くはなく、一部の証券会社のみとなります。そのため、夜間取引(PTS)も行いたい場合は、対応している証券会社に申し込みをする必要があります。
そうなってくると、証券会社選びも重要になってくるニャン。
その通りですね。また、その他にも夜間取引では、買いたい人と売りたい人の希望する値(株式用語では指値という)で取引が行われるため、日中の終了時点での株価と乖離することがあります。
さらには人気がない株の場合には、買いたい人や売りたい人が誰もいないということもよくあります。
そうなると、やっぱり日中に取引するのが無難ということになるニャン。
ただ、夜間取引(PTS)にはメリットもあります。株価が大きく変動する要因としては、決算発表や何かのニュースが出た時などが挙げられますが、それらは15時以降に発表されることが多く、何かの発表が出た時には夜間取引(PTS)も活発になり、翌日を待たずにいち早く売買することができます。
なるほどニャン。
そのため、本講座でも夜間取引(PTS)ができる証券会社に申し込みすることを推奨しています。どの証券会社が対応しているかについては第8回の「ネット証券の口座を開設しよう」で紹介します。
それでは今回の「株の取引時間」については以上となります。質問はありませんか。
今回は簡単だったニャン。
そうですね。では次回は「株にかかる税金」について学んでいきます。本日はお疲れ様でした。
お疲れ様でしたニャン!