万物流転(株式日記)「第50通 2020年4月-6月を対象とする四半期決算が本格化」

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ここ最近、売買せずに放置状態ということもあり、久しぶりの投稿ですが、いよいよ2020年4月-6月の期間を対象とする四半期決算が本格化してきました。

まず、今後のOA機器関連、プリンタ関連、デジタルカメラ関連銘柄の一つの指標ともいえるキヤノンの決算が昨日発表されました。中間としてみた場合には黒字ではあったものの、4月-6月期だけをみると、88億円の最終赤字となり、これは2001年以降初とのことでした。また、キヤノンの売りでもあった配当金も、ついに減配となりました。これらの結果、本日は朝から大幅に下落し、10時43分現在、前日比で274円安となる1,803円(年初来安値更新)となっています。

このキヤノンの決算を受け、似たような事業内容であるリコー、コニカミノルタ(年初来安値更新)、ニコン(年初来安値更新)なども大きく下落し、個別銘柄でみた場合にはコロナショックによる二番底が来ている状況となっています。

自動車関連も先日、三菱自動車の決算発表がありましたが、同四半期だけで1,700億円を超える最終赤字を計上し、その後年初来安値を更新しました。また、日産自動車も昨日決算発表があり、最終損益が約2,855億円の赤字を計上し、本日大幅に下落しています。

飲食関連では、吉野家HDが3月-5月の期間を対象とした決算発表が昨日ありましたが、最終損益が約40億円の赤字、通期でも90億円の赤字となる見通しであることが発表され、本日大きく下落しています。

リース関連では、リコーリースが昨日決算を発表し、増収減益で最終損益が前年比で32.2%減となる21.65億円の黒字でした。もともと割安な銘柄ではありますが、10時43分現在で前日比-2.66%安で推移しています。リース関連は私の持ち株の一つでもあるオリックスに関連してくるので注目しており、本日も芙蓉総合リースの決算が発表されますが、芙蓉総合リースの決算も一つの指標になってきそうです。

このようにいくつかの業種を切り取ってみても、やはりコロナの影響は厳しく、ちょこちょこと二番底が来ている銘柄も出てきている状況です。

ただ、そうした中でも半導体装置関連の東京エレクトロンは、営業利益、最終損益ともに前年同期比で70%を超える増収増益でした。その要因は、5G、IOT、AI、動画利用サービス増によるものとのことで、そう考えると、やはり半導体もそうですが、もともとコロナで伸びるといわれていた5G、IOT、AI、動画関連は今後も強いと予測され、その関連銘柄を買っていくことがコロナ時代の投資戦略の一つになるのかなと思っています。

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