万物流転(株式日記)「第129通 アルプスアルパインとユニプレスを入れ替え 他」

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本日ですが、反転を期待していたアルプスアルパインを薄利で手放し、その代わりに自動車用プレス部品の総合メーカーであるユニプレスを100株(買値998円)購入しました。さらに先日、高田工業所を買うために一部を手放していた三菱自動車も100株のみですが、買い増し(買値199.6円)しました。

アルプスアルパインは、日足チャートでみると、先週木曜日に出来高を伴って下落(特にChi-X)し、その次の日には相場の転換ともいわれる十字線を形成していたので、本日上昇するかなと期待をしていたのですが、後半失速しました^^;。

もちろん、明日以降上昇していくという可能性もありますが、まだ下降トレンドの途中という見方もできるほか、信用買い残が随分と増加し、さらには節税売りなどが出やすい時期でもあるため、なかなか展開が読みづらいことから、私は一旦手放すことにしました。

さて、その代わりに買ったユニプレスですが、実は更新はしていませんが、当サイトの公開挑戦企画第二弾「15万円で始める株式投資!」でも一時期保有していました。ただ、その企画ではワイヤハーネス&リチウム電池関連の鈴木を長期保有することにしたため、手放していました。

ユニプレスは自動車用プレスの大手で、8割が日産向けとなっており、業績は赤字ですが、今月更新された同社のサイトのトップメッセージ(https://www.unipres.co.jp/ir/)では、「当社の得意先である日産自動車は、2020年度下期から2022年度にかけて、多くの新車を市場に投入することを計画しております。(一部抜粋)」とあり、このコメントからも今後の業績の回復に期待が持てます。

また、EVの分野に関しても、ユニプレスのリクルーティングサイト(https://www.unipres-recruit.jp/about/index.html)のユニプレスの強みの中で、EVの進展による当社への影響として「強みである軽量化技術(ハイテン・ホットスタンプ)の採用部拡大」「精密プレス技術を活かしたEV部品の開発」「販売台数EV車世界一(※2018年1月現在)の「日産リーフ」バッテリーケース生産ノウハウを活かせる」(一部抜粋)の三つを挙げ、ユニプレスの事業にチャンスが拡がっていると記載されています。

株価はここのところ上昇していることから、短期的には下落リスクもあるため、特に逆張りタイプの私としてはなかなか入りづらさもあったのですが、それでも年初来高値の1,567円と比較するとまだまだ安いですし、月足チャートでみても今の株価は2009年頃の水準となっています。

時価総額は400億円台で、株式発行済み総数も約4,800万株なので、それほど値動きも重くはありません。さらに信用買い残もアルプスアルパインとは異なり、非常に少ないです。また、同社の筆頭株主は先日、2050年に温暖化ガスの排出量を実質ゼロにする方針を決めた日本製鉄であり、そういった点でも安心感があります。

日産向けが8割という点は少し懸念材料ともいえますが、2018年の頃には株価も3,000円を一時期超えていましたし、もともとは1,500円以上で常時推移している感じの銘柄なので、中長期でみた場合にはなかなか面白いのではと思っています。とりあえず、今後の展開に期待をしています。

あと、本日はその他にも200株保有していたタカトリを100株分手放し、その代わりにこれまでも何度か売買しているエディアを買いました。結局、エディアは失速気味となったため、後場に利確してデイトレードとなりましたが、エディアは私もこの前まで米国株で保有していた売上高の伸び方に勢いがあるテンセント・ミュージック・エンターテイメントと中国での楽曲配信で提携したほか、ベネッセからは「いぬ・ねこのきもちペットケア ONLINE」の開発・運用業務を受託するなど、大手との関わりが増えています。さらに鬼滅関連銘柄なので、なかなか材料が豊富な銘柄となっています。

信用買い残が多いことやフリーキャッシュフローがマイナスであることなど、懸念材料もいくつか見られますが、それでも面白い銘柄であるとは思っているので、今後も監視を続け、チャンスがあれば、これまで同様に売買をしていくつもりです。

最後に水素関連として期待していた高田工業所ですが、本日も大幅上昇となりました。しばらく放置なので、今のところ利確するつもりはありませんが、本日は高田工業所に限らずですが、「脱炭素銘柄強し」という日でした。やはりこの脱炭素相場は今後も息の長いテーマとして、続いていくのかなと思っています。

※下記は本日の売買差益一覧です。

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